住宅ローンは「借りる話」ではなく、「暮らしを守る話」

家づくりを考え始めたとき、多くの方が最初につまずくのが「住宅ローン」です。
金利、返済期間、月々の支払い額......。数字が並ぶと、どうしても難しく感じてしまいます。
けれど本来、住宅ローンは「いくら借りられるか」よりも、「どんな暮らしを続けていきたいか」を考えるためのもの。
家は建てて終わりではなく、そこから何十年も暮らしが続いていきます。
住宅ローンを暮らしを守るための道具として捉えて考えてみませんか?
「借りられる金額」と「返せる金額」は違う
金融機関の事前審査を受けると、「思ったより借りられる」という声をよく耳にします。
ですが、借りられる金額=無理なく返せる金額、とは限りません。
例えば
・子どもの教育費
・車の買い替え
・将来のリフォーム
・老後の生活費
こうした支出は、住宅ローンの返済中にも確実にやってきます。
今の家計だけで判断すると、数年後に「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうことも。
また、月々の返済額から逆算する考え方もあり、「この金額なら、外食も旅行も我慢しなくていい」
そんな余白を残すことが、長く心地よく暮らすためには欠かせません。

金利タイプは「安心の形」で選ぶ
住宅ローンには、大きく分けて
・変動金利
・固定金利
・固定期間選択型
があります。
金利の低さだけを見ると変動金利が魅力的に見えますが、将来の上昇リスクも含んでいます。
一方、固定金利は安心感がありますが、当初の金利はやや高めです。
どれが正解、という答えはありません。
大切なのは、「自分たちが何を不安に感じるか」です。
・支払い額が変わることが不安
・将来の収入に自信がある
・子育て期間だけは安定させたい
こうした価値観を整理することで、金利タイプの選び方も自然と見えてきます。

家づくりと住宅ローンは、同時に考える
間取りやデザインを決めてからローンを考えると、「予算を下げるために我慢する家」になってしまうことがあります。
反対に、住宅ローンと家づくりを同時に考えると、「必要なところに、きちんとお金をかける家」になります。
・断熱性能を高めて、将来の光熱費を抑える
・メンテナンスしやすい素材を選ぶ
・暮らしに合った大きさにする
こうした選択は、月々の返済額だけでなく、何十年先の暮らしやすさにもつながっていきます。

住宅ローンは「暮らしを続けるための設計図」
住宅ローンは、家づくりの中でも特に不安を感じやすい部分です。
だからこそ、数字だけで決めず、「この家でどんな時間を重ねたいか」を大切にしてほしいのです。
家と暮らしは、これから先もずっと続いていくもの。
住宅ローンもまた、その暮らしを支える大切な土台なのです。
利休では、家づくりと同じように、住宅ローンも一緒に考えます。
背伸びをしない、無理をしない、でも妥協もしすぎない。
そんなちょうどいいバランスを、対話の中で見つけていけたらと思います。

